オンラインパチンコ・オンラインパチスロのなかでも、往年の「実機ファン」の気持ちをもっとも理解しているのは間違いなく新クイーンカジノだと思う。
これに関しては、あたしだけの主観を超えてすべてのパチンコ・パチスロファンの意見が一致する「共通認識」なんじゃないかな。
「実機で打てるオンラインカジノ」を銘打ちながらも、オンラインカジノオリジナルのどこの馬の骨とも知れないジェネリック実機があるだけのオンラインパチンコも多い嘆かわしい状況のなかで、新クイーンカジノのオンラインパチンコは、あくまで「実機」に忠実なところが推せる。
新クイーンカジノの「パチンコ」のタブをクリックしたパチンコ・パチスロファンの眼前に広がるのは、現実のホールにあるパチンコ・スロットの機種ばかり。
新クイーンカジノの特徴を一言でいうならば「メタバース化したパチンコ店のホール」といったところで、そこでは幻の4号機の姿にさえ再会することができる。
時代はまだ追いついていないけれど、オンラインパチンコとオンラインスロットの最低水準は、すべてこの新クイーンカジノに合わせていく必要がある。
いずれはこの新クイーンカジノ一強の時代も終わって、すべてのオンラインパチンコが「メタバース化したパチンコ店のホール」になっている輝かしい未来がくることをあたしは信じて疑わない。
だけど、いまのところはこの業界唯一といっていい「メタバース化したパチンコ店のホール」である新クイーンカジノでオンラインパチンコを楽しむのが最善の選択だろうね。
今回は「実際のパチンコ店の開店から閉店まで」くらいの時間を想定して、軍資金も「3万円以内」に設定して、新クイーンカジノのパチンコ・スロットを打ちまくってみたので、その結果報告をしていくよ!
最初の台はCRミリオンゴッドライジング
まず最初に選んだのはCRミリオンゴッドライジング。4号機時代のパチンコファンなら知らない人はいない「呪われた実機」であるミリオンゴッドが、現代に合わせて設定を変更して復刻した機種だ。
ミリオンゴッドライジングという機種は、あたしにとっては「霊験あらたかな神社」みたいなものでしかなくて、もはや、勝つとか負けるとかいう基準では絶対に遊ばない。
むしろ、大前提として、いまだにミリオンゴッドを相手にして「勝つ!」とか考えているパチンコ打ちがいたら相当ヤバい思考回路でしょってバカにされるような機種じゃなかろうか。
もちろん、そういうヤバい奴はいまだにいてCRミリオンゴッドライジングに対して「クソ台」みたいな意見が投げかけられる場面は多いんだけど、ハッキリいってミリオンゴッドに対する「クソ台」はレジェンドハイエナ機に対する褒め言葉でしかないよね。
投入金額は5000円。この軍資金の使い方は「お賽銭」とか「お布施」みたいなもので、パチンコの神様に「まずはしっかりと確実にわざと5000円負けますので、どうかそのかわり私をお救いください」という祈りを込めて信心深さを示す意図が込められている。
まずはパチンコへのお布施として5千円を消化する
今回は新クイーンカジノで本格的な勝負をするまえのゲン担ぎの参拝として遊んだわけで、想定通りに軍資金の5千円はお賽銭として瞬く間に消えていった。
もちろん、お布施として遊んでいるとはいっても、ミリオンゴッドの金の減り方には4号機時代のころから変わらず毎回のように驚かされる。
社会問題を経たいまでこそ「ミリオンゴッドの実質」みたいなことが明らかになったけれど、当時の4号機時代のパチンコファンは、こんなパチンコ台を相手にして本気で勝てると思っていたのだから、本当に熱狂の時代だったんだなあとしみじみ思わされる。
当時のあたしは、ミリオンゴッドで大敗したあとの帰り道は、ヤケ酒をあおって真心ブラザーズの『拝啓、ジョン・レノン』にあやかった『拝啓、ミリオンゴッド』という替え歌を歌っていたもんだ。
「ミリオンゴッドいま打つ気がしないとか言っていた三、四年前/ミリオンゴッドを打たないことで何か新しいものを探そうとした/そしていま懐メロのように打つあなたのリーチ音はとても優しい」という当時の替え歌の歌詞は、いまのミリオンゴッドライジングを打ったあとでもパチンコファンのあたしの心を慰める響きを持っている。
もちろん、お布施とはいえ無茶苦茶に負けた。それはもう4号機時代の悪夢を思い出すレベルでの金吸いっぷりで、さすがのハイエナ機といったところ。新クイーンカジノの実機再現度は感動的なレベルだね。
2台目のCRぱちんこAKB48バラの儀式から勝負開始
パチンコの神に信心を示したあとは、「勝ち」をボンヤリと期待しながらの本格的な勝負をCRぱちんこAKB48バラの儀式ではじめる。
CRぱちんこAKB48バラの儀式っていう機種は、AKBに対する賛否が強い時期に出てきた機種だから「AKBが嫌いだから」っていう理由だけで打たない人もいたんだけど、実は隠れた名機種。
というか、この「CRぱちんこAKB48バラの儀式」くらいまでが、楽しく打てるスペックの最終ラインだったんじゃないか?なんてことを、「勝てなくなった」と言われる最近のパチンコのスペックを考えると改めて思うわけで。
爆発力には欠けるものの可能性はゼロではなく、単発のアタリはけっこう期待できるのが「CRぱちんこAKB48バラの儀式」のいいところで、運が良ければ20000発越えも案外イケる。
新クイーンカジノの「実機再現率」については、先ほどのミリオンゴッドライジングでも確認済みなので、「CRぱちんこAKB48バラの儀式」がホールと同じくらいのスペックを再現しているならば、オンラインパチンコでもメインで遊ぶ台にしていい。
20000円投入して単発アタリを連発して勝利金獲得
先ほどの「お布施」と違って、こっちは本格的な勝負ということで、軍資金の半分以上である20000円を投入。結果としては、予想通りに単発のアタリに恵まれて、プラス2万くらいの勝ちになった。
ポップコーンが弾けるようにパチンコ玉が踊ってくれてMUSIC RUSHをコンスタントに出て継続ができたのがかなりデカかった。あたしはついてるね。
これがもしホールだったら、『ラブラドールレトリーバー』のMV冒頭で金属ボウルにドッグフードを入れるときの音みたいな、パチンコ玉がジャンジャンあふれかえる心地よい金属音も楽しめたかと思うんだけど、そこはオンラインパチンコということでご愛敬ってとこかしら。
イイ感じに単発のアタリが出る最高の流れで、家でパチンコを打ってるから周りに迷惑もかかんないしですっかり上機嫌になっちゃって、「カッコいい左打ちちょっと真似をしてみたけど/あなたみたいにできなかった/もっと練習してみるね/カッコいい左打ち」という替え歌を口ずさむレベルでの快勝。
調子に乗って大当たりを狙いすぎたら負けに入りそうな雰囲気もあったので、投入した軍資金プラス2万円くらいの出玉になったところで離脱。オンラインパチンコも勝っているときこそ「やめどき」が肝心なのよ。
勝利の余韻をパチスロ北斗の拳 転生の章で溶かす
ホールで遊ぶ時も「パチンコを何台かハシゴしてからシメはスロット」ってパターンが多いから、その流れで最後にオンラインスロットの『パチスロ北斗の拳 転生の章』で軽く遊ぶ。
投入した軍資金は、用意してた軍資金のラスト5000円。パチスロはあたしは「時間を潰す」感じが強いから、初めから勝ちは想定してなくて、ダラダラ回してるうちに5000円がなくなる感じだったかな。
『パチスロ北斗の拳 転生の章』は爆発すれば強いAT機だけど、当たらない時はトンと当たらないので、まあ予想通りといったところ。
大事なのは「パチスロを回す時間」にこそあるわけで、タバコを吸いながらさっきの勝ちの余韻をじっくり味わうことができた。あべしもなく死兆星も見えず、淡々としたプレイ。だけど、もう勝ってるから、それがたまらないってワケ。
軍資金をしっかり使い切ってプラス収支という結果に
今回のオンラインパチンコ・オンラインスロットでの軍資金の消費の合計は、ミリオンゴッド(お布施)で5000円、ぱちんこAKB(勝負)で20000円、最後のパチスロ北斗の拳(余韻)で5000円。キッチリ3万円使った。
2台目のぱちすろAKBで2万円くらいの勝ちがあるから、トータルではだいたい1万円の勝利ってところだね。
今回は「メタバース化したパチンコ店のホール」であることを意識して、「ホールを回るとき」みたいな打ち方をしてみたけど、新クイーンカジノなら、オンラインパチンコを実際のパチンコみたいに遊ぶこともぜんぜんイケるなという感じだった。
もちろん、細かい部分でリアルパチンコやリアルスロットとはまったく違うんだけど、オンラインでこれだけの再現度があれば十分じゃないかな。
まあ、こんな風に余裕を持った「総括」ができているのもプラス収支があったからで、もし全額負けてたらオンラインパチンコにメチャクチャ悪態ついてたかもしれない。
パチンコ打ちって、勝ち負けだけで「評価」を感情的に決める困った生き物だから、レビューがぜんぜん参考にならない人種ではあるよね。
とはいえ、可能な限りフラットな目線で見て、新クイーンカジノのオンラインパチンコはなかなかオススメできる、ってのは間違いない。